本日7月21日からFXDDのストラテジー検索にて「NEW!ヘッジファンド」というメニューが追加されています。実績のあるファンドが提供するストラテジーで、通常のストラテジーとは別枠扱いされるようです。ざっと見た感じで概要をまとめてみました。
ヘッジファンドストラテジーの特徴
・最低取引量は10K
通常、FXDDでは1Kから取引可能なのですが、今回のヘッジファンド登録ストラテジーに関しては10K以上でないと運用できないようです。
・ヘッジファンドストラテジーが使えるのは(おそらく)FXDDのみ
私が目視で確認した限りでは、ヘッジファンドストラテジーが使えるのはFXDDのみで、日本国内のミラートレーダーでは現時点では使えないようです。今後どうなるかも含めて各所からの情報を待ちたいと思います。
・フォワード実績は1~6か月程度
ヘッジファンドのフォワード取引期間はまだ短く回数も少ないため、公式の記録だけで実力を測るのは時期尚早です。ただ、どれもある程度実績のあるファンドが提供しているストラテジーですので、ネットで検索すればもしかすると何か情報が出てくるかもしれません。
気になった点
・全体的に取引回数が多く、1回の取引時間が短いヘッジファンドのストラテジーは、ミラートレーダーの通常ストラテジーと比べると取引時間が短い傾向があります。取引1回あたりの利益・損失共に小さいものが多いです。そうなると重要になってくるのがスプレッドです。ヘッジファンドでは通常のストラテジー以上にスプレッドの影響が大きくなりそうです。
公式記録ではどのぐらいのスプレッドが用いられてるかを調べる必要がありそうです。
実際に取引してみて、公式記録とどれぐらい差が出るかを測定、認識しておくのがいいでしょう。中には月間で100回前後取引をするストラテジーもあるようで、これらにおいてはわずかなスプレッドの違いが年月の経過とともにかなりの差を生むものと思われます。
最低取引量が10Kだとそれなりにリスクが大きくなるので、当分はデモ口座で検証していきたいと思います。
・接尾の通し番号がよくわからない
ストラテジー名の一番後ろに「12」「17」「18」といった通し番号のようなものがついています。気になったのはこの番号の間が飛んでいることです。
ここからは邪推になりますが、公開されているストラテジーの成績が良好なのが、実は他にも大量のストラテジーがあった中で成績のよいものだけをこのタイミングで公開しているものだったとしたらどうでしょう。もし仮にそうだったとしたら、今成績がいいストラテジーについてもその信憑性は一気に下がり、今後継続的に利益を上げられる可能性は低いと言わざるを得ません。これはただの妄想かもしれませんが、あり得ない話ではないと考えています。
実際のところどうなのかはもう少し様子を見てみないとわかりません。今後こういった点も疑いつつ観察していきたいと思います。
まとめ
・(確認した限り、)ヘッジファンドが使えるのはFXDDのみ
・まだ取引実績が期間・回数ともに不十分
・10Kからの運用なのでそれなりに高リスクである
・スプレッドの影響が大きいものが多いので、公式記録と実際の収支の差分を調査する必要あり
・通常のミラートレーダーストラテジーでは成績好調なものが少ない『短期売買』系が多い
・まだ取引実績が期間・回数ともに不十分
・10Kからの運用なのでそれなりに高リスクである
・スプレッドの影響が大きいものが多いので、公式記録と実際の収支の差分を調査する必要あり
・通常のミラートレーダーストラテジーでは成績好調なものが少ない『短期売買』系が多い
現時点ではヘッジファンドのストラテジーが本当に優秀かどうかは判断できません。『ヘッジファンド』といういかにも勝てそうなネーミングに踊らされることなく冷静に判断する必要があります。ただ、ヘッジファンドは通常のストラテジーにはあまりない短期売買タイプのものが多く、通常のストラテジーと組み合わせることで高いポートフォリオ効果が期待できそうです。これはもう勘でしかありませんが、かなり優秀なストラテジーが混ざっている予感がなんとなくしないこともないです。2~3個でも使えそうなものがあればポートフォリオ全体の安定感を高めることができそうで、これから検証するのが楽しみではあります。
>>ヘッジファンドが使えるFXDDの口座開設方法